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Gプレスインタビュー

2011.November | vol.101

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家電売り場から見た、日本。

株式会社ヤマダ電機
取締役兼執行役員副社長CIO

飯塚 裕恭 さん

いいづか・ひろやす
昭和60年 株式会社ヤマダ電機入社
システム事業本部長、商品管理事業本部長を経て取締役兼執行役員副社長CIOに就任。
業界初のPOSシステム導入を手がけるなどヤマダ電機のIT化を推進し、 物流・在庫の管理の効率化によるローコスト経営の礎を築いた。
また、消費者から圧倒的な支持を得ているポイントサービスの構築など ヤマダ電機に関するITソリューションすべてを統括。
ヤマダ電機の売上高日本一達成・売上高2兆円達成に大きく貢献し、 現在に至る。

放送のデジタル化に伴い、テレビの買い替え需要という一大商機を経験した家電業界。技術革新に伴う数々の商機を経験してきた家電業界だが、今回の放送のデジタル化は、リーマンショック後の景気後退、テレビ視聴率の低下、海外製品の大量流入という時流の中での出来事。そこには、かつて経験したことのないマーケット動向があったのではないか。売り場という現場を通じて、見えたもの、感じたものは何か。株式会社ヤマダ電機、取締役兼執行役員副社長CIO 飯塚裕恭さんに、お話をうかがってみました。

―今回のデジタルテレビ商戦において、売り場から見て最も特筆すべき点はどんなことでしたか。

シェア、存在感ともに、海外製品がこれほどまでに大きな存在となったのは、高度経済成長以降初めてではないでしょうか。かつての家電売り場は、日本のメーカー同士の戦いでしたが、今や、日本のメーカーは世界との戦いを強いられています。言い換えれば、日本製品が圧倒的良品であるという神話は、もはや崩れつつあるということです。特にテレビ市場においては、国がバックアップしている韓国のサムスン、LG等の海外製品が、プライス、クオリティともに日本製品をしのいでいます。日本のメーカーは、そして小売も海外製品と戦っていかなくてはいけなくなったという意味で、大きな転機を迎えていると思います。

―一方で、インターネットの普及や端末の多様化により、いわゆる「テレビ離れ」現象が放送業界において問題になっています。売り場でも何か変化はありましたか?

かつて、テレビはリビング家電の王様でした。それは、今も変わりませんし、今後もそうそう変わるものではないでしょう。コンテンツの体験機会は多様化しましたが、家に帰り、最もくつろいだ状態で自分の好きな映像を見る、この「リラックスして楽しむ感じ」はテレビ独特なものでしょう。私は世の中からテレビが衰退してなくなることはあり得ないと思っています。売り場という視点からみたとき、インターネットや端末の多様化がもたらした一番大きな影響は、情報の量とスピードです。それが、日本製品の神話の崩壊と海外製品の進出に拍車をかけていることは事実。たとえば、ひと昔前であれば、韓国製のテレビが、日本製の同じスペックと比べて2~3割安かったとしても見向きもされないということもありました。しかし、これからは、どうでしょう。その製品の消費者のリアルな評価等、さまざまな情報がすぐに手に入るようになった環境の中では、単に「日本製だから…」というだけでは購入理由にはならなくなります。

―今現在、「売り場」としての今後の役割や目指すべきあり方について、どのように考えていますか?

私たち家電量販店の使命は、いくつかの限られたよい製品だけをお客様に提供するのではなく、できるだけの多くの選択肢を提供することにあります。したがって、メーカーさんとは共存共栄の関係です。たとえば、いまTPPの参加是非が協議されていますが、9,800円の大型液晶テレビが普通に店頭に並ぶ日も遠くないかもしれません。そんな中、海外製品に押されて日本製の家電が縮小していくようであってはならないと思っています。日本のメーカーの素晴らしさは、一品一品の品質もさることながら、様々な消費者ニーズに合わせて商品ラインナップを豊富に提供できる生産力にあります。お客様は選択肢が多い方が嬉しいに決まっています。商品ラインナップの豊富さは日本の家電量販店が繁栄してきた一つの大きな理由でもあり、その意味でも私たちは共存共栄の関係をこれからも築いていかなくてはいけません。ですから、できる限りの多くの良品をお客様に提供していくためにも、日本製品を盛り上げていかなくてはいけないと考えています。

―様々なデバイスを使った新しいコンテンツの開発も行っているとお聞きしていますが、それもやはり同じ意図によるものなのでしょうか。

はい。私たちは、「売る」ことももちろんですが、その前に「できるだけ多くの商品情報を、できるだけ多くのお客様に提供する」使命があると考えています。携帯端末等を利用した情報提供も、積極的に行っていきたいと考えています。極端は話、お客様がヤマダ電機から発せられる情報を得て、他店で買い物をしても、私たちはそれでよいと思っています。たとえヤマダ電機に来店しなくても、お客様がいつもヤマダ電機とつきあっているという関係を私たちは大切にしているからです。お客様との大事な接点としての新しいコンテンツ開発はこれから重要になってくると思っています。

―目先の数字を刈り取るだけではなく、お客様との絆作りを大事にする。そういう考え方って、日本人的な考え方ですよね。

そうですね。冒頭で日本の厳しい状況について申し上げましたが、一方で、私たち日本人は海外ではなかなかお目にかかれない素晴らしさを持っていることも確かです。その一つが、「接客」であると私たちは考えています。どんなお客様にもおしなべて丁寧にお辞儀をする、何も買わなくても「ありがとうございました」と言う……こんな接客を自然にできる国は、他にないと思います。どこの国の人であれ、丁寧にお辞儀をされたり、ありがとうございましたと言われて、嫌な気持ちを抱く人はいないはず。それが当たり前のこととして根付いている「日本の接客」は、世界のどこへ行っても通用するものの一つではないでしょうか。ヤマダ電機は海外においても、この「日本の接客」をもってお客様との絆を強くし、日本のブランド力を盛り上げていきたいとも考えています。

―本日はお忙しいところ、貴重なお話をありがとうございました。

気になるテレビ語 groovy word on TV

『子役』


秋の新ドラが始まりましたね。中でも特に「子役」たちが大活躍をみせています。まずは10社以上のCMに出演し、今や“天才子役”との呼び声も高い『芦田愛菜』ちゃん。TBS開局60周年記念のドラマ日曜劇場「南極大陸」、さらにはフジテレビ系列で放映された主演ドラマ「マルモのおきて」(以下「マルモ」)のスぺシャルなどの影響もあって、12,748と自身過去最高の検索数を記録しています。その「マルモ」で、愛菜ちゃんの弟役として共演したのが『鈴木福』君。実写化で話題の日本テレビ系土曜ドラマ「妖怪人間ベム」のベロ役で出演しており、愛菜ちゃん同様に自身過去最高検索数9,184を記録しています。さらにテレビ朝日系列で放映されている「11人もいる!」には、天才子役と呼ばれた『神木隆之介』君(検索数1,641)と『加藤清史朗』君(検索数812)をはじめ、多くの子役たちが共演しています。日本テレビ系列「家政婦のミタ」には、「マルモ」や「さよならぼくたちのようちえん」に出演していた『本田望結』ちゃん(検索数28)、TBS系列の「ランナウェイ~愛する君のために」には、ダウンタウンの松本人志が監督した映画「さや侍」に出演していた『熊田聖亜』ちゃん(検索数25)が出演しています。大人顔負けの演技でキラキラ輝く子役たち。各ドラマの最終話まで、元気なその姿で私たちを魅了して欲しいですね。


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